合格発表から一夜が明けました。晴れて入試を突破された皆さん、本当におめでとうございます。新生活の足音が近づくこの季節、合格者の皆さんの中にはこれから始まる寮暮らしや一人暮らしに不安を抱えている方もいるのではないでしょうか? そこで今回は、寮暮らしや一人暮らしをしている学生に、家事や人間関係など生活のコツを聞きました!
新生活を始める上で不安だったこと、その解決策
寮暮らし
「初めての東京でいきなり一人暮らしすることの負担を考慮し、朝食・夕食付きの東大生用学生寮に入りました。なので、生活面での不安はほとんどありませんでした。周りの人と仲良くなれるかは少し不安でしたが、最初の自己紹介や諸手続きについての相談などを通じて普通になじめました」
「不安だったことの一つに、健全な金銭感覚でいられるか、がありました。親の家計をやりくりする方法や、自分と似た生活モデルの人のやり方を参考にしています」
「ご飯が付いている寮は、献立や栄養バランスを考えるストレスがなくて済みます。自炊することにわずかでもストレスを感じる人は、ご飯付きの寮を選ぶのも良いと思います」
一人暮らし
「食事の準備など、今までほとんど人任せでやってきたことを自分でこなすことができるのか不安でした。合格してからはひたすら実家で料理の特訓を母や姉から受けていました。とはいえ、一人暮らしで毎日自炊するのはかなり大変ですし、大学の生協食堂を利用すればバランスの取れた食事を取れます。無理に自炊しなくても大丈夫です」
「後期課程への進学を機に本郷周辺で一人暮らしを始めました。生活が忙しくなる不安はあったので、疲れた日は自炊せずにお惣菜や外食、パスタなど簡単に作れる料理で済ませて、適度に力を抜いて過ごすことを心掛けました」
「朝ちゃんと起きられるかが一番の不安でした。1限の授業に出席しないことでその不安を根本から解消しました(まねしないでください、笑)」
「基本的な家事をきちんとこなすことができるかがとても心配でした。食事に関しては、平日は生協食堂を利用し、休日はなるべく自炊するようにしています。汁物や煮物などを一度にたくさん作って冷蔵庫に保存しておくと便利でしょう。掃除と洗濯は、授業が少ない日にまとめてやっています」
どの学生も、自分にとって負担が少なくなるように工夫することを意識しているようです。家事や新しい人間関係など心配なことはいろいろあるかと思いますが、あまり気負わず、自分のペースに合わせた生活スタイルを築くと良いでしょう。
寮暮らし・一人暮らしをする中で良かったと思うこと
寮暮らし
「食事・お金・生活リズムを自己管理する必要がある一方、実家暮らしよりもお金の使い方を自由に決められます。また、寮の仲間とは履修する科目を相談したり勉強を教えあったりと、日頃から協力しています」
「自炊や掃除をしなくて済むことで、授業やサークル活動など大学生活に注力できます。また一定程度人との関わりが発生するので、寮の中で緩く人間関係を築くことができます。他にも、食事の時間が決まっており、他人の目もあるので生活がある程度規則正しくなります。ただし食事の時間や門限が設定されている分生活リズムに制約が生じることがあるので、自由に生活スタイルを築きたい人は各寮の制限や義務を吟味するのが良いでしょう」
「寮によりけりだと思いますが、寮内の友達と話せるのは良いことです。先輩の生活や進路もより身近に観察することができます」
一人暮らし
「マイペースに生活できることです。起きる時間、寝る時間、ご飯を食べる時間が自由になったことは、好きなように生きたい自分にとっては大きなメリットでした」
「寮生活と異なり食事の時間や門限が決まっていないため、時間の使い方に融通が利くことです。サークルの用事やコンパなどで帰りが極端に遅くなっても誰にも文句を言われません」
寮暮らしや一人暮らしを始めると、時間やお金などで自分の好きなように使える部分が増えるという感想が多いようです。ただ、寮と一人暮らしでは生活環境にある程度差があるので、自分の思い描く大学生活と照らし合わせながら暮らし方を慎重に検討しましょう。
いかがでしたか?この記事が少しでも皆さんの新生活の準備の支えとなれば幸いです!
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