東大生の実態とは・・・?皆さんは東大生にどのようなイメージをお持ちでしょうか。今回は読者の皆さんからいただいた東大生のイメージに対し、現役東大生が回答し、東大生の実態に迫ります。アンケートへのご協力ありがとうございました!
──東大生を一言で表すと?
天才だと思われがちだが意外と普通
→東大生の回答
・そう思う。ぶっ飛んだ人もいるが、真面目にコツコツ勉強する人の方が多い。(理I・1年・男)
・意外と普通。天才というよりも真面目で根気強い人の方が多い。(理I・1年・女)
・理系では、会話の中に学問ネタを織り交ぜるほどの人もいるが、文系ではあまりいない。努力で合格した人がほとんどで、天才は東大内でも尊敬されている。(文Ⅲ・2年・男)
天才はごく一部の人で、真面目にコツコツ努力する人が東大生には多いようです。
超人!優秀
→東大生の回答
・分野によって秀でている人はいるが、オールラウンダーは少ない。(文Ⅰ・1年・男)
・理系の上位一割は、授業に余裕なだけではなく先取り学習にも積極的。一方で単位獲得に必死な人も多く、東大生の中でも優秀さの差は激しい。(理I・1年・男)
・超人もいるにはいるが、努力家の方が多い。変わっている人はたくさんいる。(理I・1年・女)
・超人はいないが、「努力できる」点で優秀な人はたくさんいる。また、決断力・行動力のある人が多く、その点でも優秀といえる。(文Ⅲ・2年・男)
記者の周りには、合宿の朝食で出たグレープフルーツの断面を見て「モホロビチッチ不連続面だ」と熱く語ってくれた超人もいます(笑)。全体として、東大には個性が爆発した愉快な人がたくさんいる印象です。
早口
→東大生の回答
・あまりいない。どちらかというとゴニョゴニョ話す人はいる。(文Ⅰ・1年・男)
・自分自身が小学生の頃から周囲に言われてきている。(理I・1年・男)
・早口で悩む友人がいる。自分もゆっくり落ち着いて話すことを心掛けている。(理I・1年・女)
・早口の人ももちろんいるが多くはない。(文Ⅲ・2年・男)
皆が皆早口というわけではないもよう。早口の人もいるが聞き取れないことはなく、東大生は早口を聞き取る能力が高いのでは、という意見もありました(笑)。記者は耳が遠いこともあり、ぼーっとしているうちに気付くと別の話題が話されていることが多々あります。
理屈っぽい
→東大生の回答
・たまにいるが、皆空気を読んで話すので、気難しい人は少ない印象。(文Ⅰ・1年・男)
・周囲に多い。常日頃から「AだからB」の型で話す友人もいる。(理I・1年・男)
・自分の周りには、文系で理屈っぽい人が多い。自分自身もささいなことを論理的に考え、気付いたら熱く議論している(笑)(理I・1年・女)
記者としては、理屈っぽい会話を楽しむ人がたくさんいる印象です。
努力できる才能がある
→東大生の回答
・皆、テスト前など危機感を覚えると、すさまじく努力している。(文Ⅰ・1年・男)
・努力対象はさまざまだが、自分の考えのもと主体的に行動し、努力している人が多い。(理I・1年・女)
・勉強に限らず、自分に必要なことに対し当たり前のように努力できる人が多い。ただ、それ以外のことには熱意を注がない人も多く、勉強がどうでもよくなっている人もいる。(文Ⅲ・2年・男)
東大生はポテンシャル的に努力できると回答した人が多かったです。試験が近づくと図書館は激混みになります。東大生のテスト前の「全然やってない」発言ほどあてにならない言葉はないと思います(笑)
文武両道
→東大生の回答
・運動能力は全国平均よりは低そう。だが駅伝の近藤選手のようにスポーツ万能の人もいる。(理Ⅰ・1年・男)
・自分もそうだし、高校時代に部活を真剣にやった人は多い。大学生になってからも運動系の部活に励む人はたくさんいる。(理I・1年・女)
・皆が皆文武両道ではなく、運動は平均的な人が多いと思う。運動部に入っていない人が運動しているのはあまり見かけない。(文Ⅲ・2年・男)
高校時代・大学時代ともに人によって運動量は大きく違いそうです。記者の周りには運動嫌いの人が多く、必修の体育の種目決めでは、間違ってもバスケやサッカーなどに配属されないように、卓球やヨガをめぐる決死のじゃんけん大会が繰り広げられていました(笑)
──東大生の1日の勉強時間はどのくらい?
読者の皆さんからいただいたイメージの集計結果
1〜3時間:40%
3〜5時間:40%
5〜7時間:20%
→東大生の回答
・Sセメは2〜3時間。Aセメはもっと少ない。(文Ⅰ・1年・男)
・サークルで忙しい日は1時間。暇な日は6時間。平均すると3〜4時間ほど。(理I・1年・男)
・授業期間は2時間ほどだが、長期休みはほぼ勉強しない。(文Ⅲ・2年・男)
平均して2〜3時間が多いもよう。長期休暇に勉強するかは人により二分されそうです。ちなみに記者は全く勉強しない派です(笑)
──いつから東大を目指していた?
→東大生の回答
・学年の2分の1弱が東大に進学する高校だったので、特に理由もなく進学を決心。いつからかは不明。(理I・1年・男)
・高校2年生の秋。高校のクラスメイトと同じタイミングだったように思う。(理I・1年・女)
・高1の夏。周囲は高2、高3が多く、それ以前はあまり聞かない。(文Ⅲ・2年・男)
高校で目指し始める人が多いようです。
──東大生の休日のイメージは?
家に引きこもる・アニメ鑑賞・読書・図書館にこもる・ツイートする・寝ている
→東大生の回答
・基本寝ている。映画や美術館に行くこともある。(文Ⅰ・1年・男)
・勉強したり、時々ツイッターもしたり。近所を散歩したり走ったりもする。(理I・1年・男)
・友達と予定がないときは、自分の好きな勉強をしたり、好きな本を読んだりしている。(理I・1年・女)
・Youtubeを見たりスマブラをしたりして引きこもっている。夕飯は友達と食べに出かけることが多い。(文Ⅲ・2年・男)
勉強したり読書をしたりする人も多いものの、映画や旅行など好きなことを思い思いに楽しんでいる様子です。
──東大生はどのような悩みを抱えている?
人間関係・恋愛
→東大生の回答
・人間関係や恋愛も普通に悩む。(理I・1年・女)
・険悪な人がいる訳ではないが、友達ができないといった悩みは多い。恋愛難民は多く、飲み会では1〜2時間この話題でもつ(笑)(文Ⅲ・2年・男)
記者の周りにも恋バナ好きな人がたくさんいます。特に女子会ではその話題で持ちきりです。
周囲からの期待とのギャップへの悩み
→東大生の回答
・関わる相手が東大生のことが多いので、周囲からの期待は特に感じない。バイト先に東大生は自分だけだが、周囲から特別視されて悩んだことはない。(理I・1年・女)
・気にしない人も多いが自分は気にしてしまう。「東大生は努力できる凡人」イメージが広まってくれたら楽なのに…(文Ⅲ・2年・男)
環境の差、個人差によって、周囲の期待が重荷になることもあるようです。
→その他東大生の悩み
・最近は時間が足りないことが悩み。(理I・1年・女)
・サークル・アルバイト・自習時間の確保が大変。(理I・1年・男)
・入学時は友達ができるか、優秀な仲間についていけるか不安だった。今は進学振り分けが心配。(文Ⅰ・1年・男)
・研究者志望だったが、研究の厳しさを目の当たりにし、就職に切り替えようかと進路に迷い中。どこで働きたいかを見失っている。(文Ⅲ・2年・男)
時間のやりくりや、進路に悩みを抱く人が多いようです。
◇
東大生の実態を少しはお伝えできたでしょうか。東大には、天才や努力家などの尊敬できる人や、個性豊かで面白い人がたくさんいます。春から東大に入学する人は、東大での素敵な出会いを楽しみにしていてくださいね!
【受験生応援2019】