3月10日(日)の合格発表後、11日(月)から15日(金)の間に合格者は入学手続きを行います。その際に書類へ記入する外国語によって所属するクラスが決まります。学生生活を大きく左右する要因になる外国語選択に役立つ情報をお伝えします。今回は、実際に履修した現役東大生による韓国朝鮮語の紹介です。
韓国朝鮮語は、東大の中で履修者が一二を争うほど少ないです。多くの年で文系の場合は、文Ⅰ~Ⅲ合わせて一つのクラスとなります。理Ⅰと理Ⅱ・Ⅲ生は別のクラスになることが多く、私の学年では理Ⅰは25人程度、理Ⅱ・Ⅲは15人程度でした。
クラスの人の特徴としては、「昔韓国に住んでいたことがあったから」「親族に韓国人がいるから」「K-POPが好きだから」など履修する目的がはっきりしている人が多かったですね。わざわざマイナーな言語を選んでいるだけあります。
勉強していて楽しいのは、日常で韓国朝鮮語を使えた時でしょう。隣国なので韓国人留学生が東京に多く、彼らと英語ではなく韓国朝鮮語で会話できるようになると、より勉強が楽しくなると思います。
韓国朝鮮語は、「主語+修飾語+述語」など、単語の順序が日本語と基本的に同じなので学びやすいです。自宅で授業の復習や単語の暗記に努めれば、成績自体は低くても単位を落とすことはあまりありません。
忙しいサークルに所属し、その上アルバイトもしなければならなかった自分にとって、韓国朝鮮語を選んだことは良い選択肢だったと感じています。個人としても勉強しやすい上に、クラスメートが韓国朝鮮語を学ぶことに意欲的なので、彼らに勉強を助けてもらえました。韓国朝鮮語に元から興味がある人の他、取っつきやすい言語を履修したい人にもおすすめの言語だと思います。
(育・3年=当時)
※この記事は、2017年公開の東大新聞オンライン記事からの転載です。
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