受験生の皆さん、勉強お疲れ様です。2次試験まで残り2週間に迫った今日は、現役東大生が受験生時代に実践していたメンタルトレーニング法・リラックス法を紹介します。
試験1週間前から〜前日
・散歩、よく寝る。
・勉強を途中でやめてでも睡眠時間は確保するようにした。
・暗記事項で抜けているものがないか精査する。「これで最低限ケアレスミスは防げるな」と思うと、気休めになった。
・不得意な分野を自覚しつつも、「もしかしたら試験で失敗するかもしれない」という心理状態に陥らないように、「一つ一つしっかりポイントを押さえれば本番でも大丈夫だ」と自分に言い聞かせた。学校の友人と雑談したり、1日の勉強を終えたところで自分へのご褒美のような気分で好きな音楽を聞いたりしてリラックスした。
・解けない問題は、他の人も解けないと開き直った。解説を読んで理解できれば十分だと思って勉強に取り組むべき。試験直前には、とにかく自分に都合よく物事を考えていくのが良いと思う。
・お風呂の湯船に、合格祈念の桜の香りのバブを入れて、よく眠れるようにしっかりと温まるようにしていた。前日は緊張で眠れないだろうと分かっていたので、少しでも落ち着いておこうと、夕飯・入浴あたりから受験のことを一切頭から追いやって、普段通りを意識した。
睡眠時間を確保したり散歩や音楽、入浴といったさまざまな方法で気分転換を図ったりした人が多いようです。
試験直前にできること
・心を無にする。
・深呼吸をした。「もうできることは全てやった、試験官をうならせるような答案を書こう」と無理やり意気込んでいた。
・下手に参考書などを見るのをやめた。トイレに行ったり散歩をしたりした。
・メンタルトレーニングとしては、自分がノートにまとめたポイントや解法を確認することで安心感を作り出した一方で「もうここまで来たら仕方がないな」という諦めに近い悟りで心を落ち着けた。リラックスとしては、緊張で冷えた手を膝に当てて温めたり、チョコレートやお茶といった好きなものを口に入れたりしていた。
・今更不安になっても点数が上がるわけではないと自分に言い聞かせた。時間配分がうまくいった時の流れを思い出し、シミュレーションをした。少しでも頭がよく回転するように、脳の栄養のチョコレートを直前に食べたり、試験と試験の間にはとにかく明るくテンポの良い曲を聞いて、気持ちを明るくしたりしていた。
・開始時刻前の空白時間に瞑想をすることは、普段の勉強からお勧め。机のシミなどの一点をぼんやりと見つめて、ゆっくりと呼吸しながらその呼吸を数えていれば、雑念なく試験に臨める。
試験前に気落ちしないよう明るくテンポの良い曲を聞いたり、深呼吸や自分に言い聞かせることで落ち着かせたりした人が多いようです。
試験中にできること
・詰まったら一回寝る。
・深呼吸をした。難しい問題が出た時は「俺が解けないんだから他のやつも解けない」と思い乗り切った。個人的には手汗をかきやすいので、膝の上にタオルを置いて適宜汗をぬぐって気休めをしていた。
・思考が行き詰まった時は、まず慌てず、「解ける問題から解いていこう」とか、「分かるところまで解答に起こそう」と気持ちを立て直していた。逆に、調子良く解ける時は、自分に余計な期待を持たず平常心を保ち、目の前の問題に集中することを意識していた。
・たまに顔を上げて、試験監督の顔や窓の外のように不審に思われない遠くの位置を見る。
・緊張してパニックになると、問題用紙に顔を近づけすぎて周りが見えなくなる傾向があったので、焦っていて前かがみになりすぎていたら、一度姿勢を戻して深呼吸するようにしていた。東大の試験は、大問の数が多く時間配分が大切なので、焦ったときは残りの時間と問題数を数えて、時間配分が上手くいくことを確認して、落ち着くことにしていた。
・煮詰まったときには大胆に問題を捨ててしまうことは意外と効果があると思う。中途半端にこだわって他の解ける問題を落とすのはもったいない。大胆に問題を捨てれば気持ちがリセットされ、他の問題に新しい気持ちで臨め、後から元の問題を解く時間を取れる可能性がある。
緊張やパニックに陥ったら深呼吸をした人が多いようです。分からない部分が出てきたら一度飛ばしたり開き直ったりするのは効果的かもしれません。
いかがだったでしょうか。これまでいくら知識を定着させていても、試験中に力を十分発揮できなかったら元も子もありません。試験中に100%の力を出せるよう、ぜひ実践してみてください!
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