受験生の皆さん、センター試験本当にお疲れさまでした。2次試験まであと1カ月、ここからがいよいよ正念場ですね。このコーナーでは、皆さんが2次試験を突破し、晴れて合格をつかみとることができるよう教科ごとに2次試験との向き合い方のアドバイスをしていきます。今回は、理系数学に関するアドバイスです。
◇
文理ともに1日目の14時から数学を受ける。理系は6題(120点満点)が出題されるが、それら全てを解く必要は無い。もし数学で60点を確保するなら、自分の解ける3問に重点的に時間を回して解き切るという戦略が有効だ。
記者は過去問を解くとき、第1問から順に解いたが、すぐに方針が立たない問題や計算量が多そうな問題は迷わず飛ばした。一通り問題を見終えると、未解答の問題を見渡す。記者は数学では3問を死守、できれば4問を解くことを目標としていた。1周目で2問しか解けていなければ、時間をかければ解けそうな1、2問に絞って取り掛かった。
問題を最後まで解いた後で計算ミスに気付いていては解答を修正するのに時間を費やしてしまう。問題を解きながら、計算過程の各段階でこまめにミスが無いか確認することが重要だ。変数に具体的な値を代入してつじつまが合っているか検算するなどの方法で要領よくケアレスミスを防ごう。
東大の数学は難問ぞろいに思われがちだが、比較的取り組みやすい問題も出題される。さらに近年の理系数学は易化傾向で、高校教科書レベルのごく基本的な問題が出題されるようになった。基本的な問題をミスなく解き切る練習をすることが、2次試験直前には効果的な勉強法だ。(理Ⅰ・1年)
【受験生応援2019】