2015年度大学入試センター試験が17、18日に実施され、本郷地区と駒場地区でそれぞれ、例年最も受験者数が多い外国語を3981人、2810人が受験した(写真=本郷キャンパス)。東大が管轄する全ての試験場で大きなトラブルはなかった。
第1解答科目開始を待つ受験生=17日、本郷キャンパス法文1号館法学部25番教室で
東大は今回のセンター試験で、本郷地区と駒場地区に加え、学外試験場として教育学部附属中等教育学校の管轄を担当した。本部広報課によると、東大が管轄した試験場で再試験になるような目立ったトラブルは報告されなかったという。
大学入試センターは23日付で中間集計を更新。中間集計では、昨年度の最終集計と比べ国語の平均点が約21点上がり119.22点となったが、新課程の数学Ⅱ・Bは約15点下がり39.28点となった。得点調整対象科目間の最大平均点差を考慮した結果、地学、地学Ⅰ、理科総合A・Bを除く理科②の間で得点調整を行うと発表された。
今回のセンター試験は、学習指導要領の改訂に伴い数学・理科で出題範囲が変更された。特に東大などの国立大学を受験する文科生は、理科の受験科目が2科目選択となった。
この記事は、2015年1月27日号からの転載です。本紙では、他にもオリジナルの記事を掲載しています。