教養

2021年08月04日

【研究室散歩】@倫理学 古田徹也准教授  「人生はテーゼだけでは語り尽くせない」

 倫理学にはどのようなイメージがあるだろうか。「倫理学の本には、『答え』への近道を示すように美しく映るテーゼが記されているものが多い。そういった奇麗事は言いたくない」。ズバッとそう語るのは、ウィトゲンシュタイン哲学を柱に倫理学を研究する古田徹也准教授(東大大学院人文社会系研究科)である。所属する倫理学研究室では、和辻哲郎以来の伝統である、西洋と日本の領域をともにカバーする幅広い視野で研究に
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