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2024年8月28日

【キャンパスのひと】文IIIから薬学系研究科へ 今やりたいことに全速力 宮田 一馬さん(薬学系・修士2年)

 

 外交官を目指し東大を受験。文IIIに入学し、進学選択制度で法学部への進学を目指した。しかし前期教養課程で受けた法学の授業は思ったよりも興味が湧かなかった。コロナ禍に友人にも相談し、理転を決意。「外出自粛期間は、進路を決定する良いきっかけとなりました」。最終的に工学部マテリアル工学科に進学。数学や物理を全般的に学べる点が魅力的だった。学部時代は東大陸上運動部に所属。4年間を長距離走にささげた。目標だった箱根駅伝の予選会にも2回選ばれた。一方、読んだ本がきっかけで脳科学に興味を持った。生物系の研究室に所属を決め、その流れで東大薬学系研究科へ進学。陸上運動部時代に培った体力は、実験にも役立っている。

 

 「将来のことを考えるよりも、今やりたいことを優先するほうが自分には合っています」。現在は英会話にも注力、海外移住の野望もあるという。理想像に固執せずその時々の気持ちに従うことが、豊かな人生のコツなのかもしれない。 【海】

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