STUDENT

2024年4月30日

【キャンパスのひと】はろばろなる大志を抱いて 別枝寛仁さん(養・4年)

ドバイマラソン完走後に記念撮影(写真は別枝さん提供)

 

 2年次の秋、万博で日本館のスタッフとして働くために大学を休学しドバイに。慣れないアラブの土地で異文化にもまれながら国際的な感覚を深めていったという。「桜島の火山灰で鍛えているから、砂漠の砂が目に入っても痛くなかったです(笑)」と、ドバイの自然環境を故郷の鹿児島と結び付け冗談っぽく教えてくれた。

 

 どろどろとした人間模様を観察するのが好きで、国際政治が学べる教養学部の国際関係論コースに進学。各国の複雑な相互作用がきれいな論理でまとめられ一般化されることに感嘆する一方、地域ごとの特有の事象が捨象されているように感じた。修士課程では、より各地域に着目した形で国際政治の研究を行う予定だ。

 

 現在はおもに経済安全保障、地方創生に関して学生の立場から施策を提言する「ルール形成戦略機構」の中心メンバーとして活動しており、外交政策と国内政策の両方に貪欲にアプローチしている。目指すは「皆が穏やかに笑える世界」。壮大な夢に真っ向から挑戦する。【梟】

 

【関連記事】

リズ・トラス前英首相、東大で講演 経済版のNATO構想を訴える

タグから記事を検索


東京大学新聞社からのお知らせ


recruit

   
           
                             
TOPに戻る