*今回のキャンパスのひとは、以前取材した宮川貴浩さんからの紹介です。
東大で一番ハードと言われる馬路ゼミに参加し、週十数時間の作業をこなし、国際情勢や世界経済などを学ぶ。そのほかにも4つの団体やサークルに所属し、個別指導のアルバイトにも励み、多数の主題科目を履修し、友人とも遊びつつ充実した大学生活を過ごす。
興味があるのは政治やジェンダー論。法学部で社会行動の実践について考えたい。将来は政治家になるか、官僚になり内閣府男女共同参画局で働くことを考えている。その第一歩として、11月には知り合いの無所属の議員の選挙カーに乗り呼びかけをする車上運動員を務めた。
在学中には男性議員の割合が5割に近づきつつあるデンマークに留学し、どうすれば男女格差を是正できるか学びたいという。「当たり前が違う社会でマイノリティとして生きる経験がしたい」と目を輝かせる。
好きな言葉は「分からない」。分かると思ってしまえばそれで終わりになるからだ。どこまでも「分からない」ままで、輝く未来を追求したい。【不】
【記事追記】2023年12月27日20時04分、冒頭の一文を追記しました。