
「準備にはゆるく貢献し、駒場祭当日に活躍したいと思ってましたね」。笑いながら、駒場祭委員会に入った1年生の頃を懐かしんだ。それから1年、今は祭りをつくり上げる大役を担い、準備に打ち込む日々だ。
いざ駒場祭委員会に入ってみると仕事は地味な作業が多い。だが、作った案内板一つとっても、祭り全体の動線を作る大事な役割がある。地道な努力が積み重なって壮大な祭りを生むのだと実感した去年の駒場祭。運営役の楽しさと感動が身に染みた。委員会の魅力はそれだけではない。「駒場祭と同じくらい、駒場祭委員会も好きなんです」。全員が駒場祭の方を向いているときに、委員に寄り添える存在になりたいと強く思った。そんな思いを胸に委員長になり、委員同士の交流機会の充実や、未来の委員のための講習資料の蓄積に努めてきた。
今年のテーマは『あそびがみ』。本の表紙と本文の間の白紙「遊び紙」のように「長い人生のどこかに挟まり、ささやかに豊かにする3日間を創りたいです」【仁】