昨年4月に誕生した東大新聞公式キャラクター「東大新聞のとりさん。」の生みの親。既存のロゴマークを生かすデザインにしようと、羽を加えるだけで表現できる鳥をモチーフに選んだ。以前から東大藝大交流会などの団体ロゴマークを作成したり、自分のイラストをLINEスタンプにしたりとデザイン活動に取り組んできた。
興味はそれだけにとどまらず、マンドリンクラブや襖(ふすま)クラブにも所属。1年次には授業の合間をぬって襖の張替練習に通った。「襖をきちんと張れるようになるまで正式に入部させてもらえず、私の代は15人の希望者中3人だけになってしまいました」。今も二つのクラブを掛け持ちしながら、空いた時間でデザイン活動にいそしむ。
なぜそんなに活動的なのかを尋ねると「活動の中でエネルギーを補給しています」と笑う。山根さんの活力はとどまることを知らない。その様子を見るだけで、こちらにもやる気を分けてもらった気がした。【黒】
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