※今回のキャンパスのひとは、以前紹介した松香怜央さんからの紹介です。
公共政策に興味があり、10年以上東京都の公務員として働いている。情報技術の発展に伴い、個人情報に関する制度を国が一元化することに。都で長年個人情報の管理を担ってきた立場から、個人情報保護制度の理想型を模索し東大大学院情報学環教育部に入学した。
「学び続けること」がモットーだ。今は個人情報保護だけでなく情報技術など新しい知識に触れることも大切にしている。
NPOや趣味で小説などの創作活動を行う。仕事で感じる難しさを書きたいという。感じたことをカタチにする創作活動は、問題意識を形にしようとする姿勢に通じるところがあるかもしれない。
昼は公務員、夜は学生として生活する原動力には、人権問題に取り組んだ経験から生まれた人の権利への強い関心もある。「将来は制度と実務の橋渡しをしたいです」。市民の個人情報を保護する責任を抱き、真摯(しんし)に仕事に取り組む姿はとても頼もしい。【音】
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