※今回のキャンパスのひとは、以前紹介した立野野の花さんからの紹介です。
大学1年生のときに読んだアシア・ジェバールの作品をきっかけにアルジェリアのフランス語文学に興味を持った。将来はアルジェリア文学の翻訳・研究に携わるべく、文学部フランス語フランス文学専修で学んでいる。子どもの読書教育を支援する企業「Yondemy」のインターン生としても活動中だ。「数十年後にジェバールが読まれていなかったら悲しいので」と笑う。
読書教育を提供する立場として、読書で想像力を養うだけでなく「想像力に敬意を払うこと」を重視する。想像しても自分からは見えない領域が他者にあることを配慮することは他人と共に生きていくために必須だ。「子どもたちには物語という一つの手段を通して、自分にとって理解し難いことにぶつかることを楽しいと感じてほしいです」
「目標は、想像することの大切さを実感できる機会が多くの子どもにとってたくさんある状況を作ること」。目には確固たる意志が宿っていた。【月】
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