キャンパスライフ

2021年9月1日

【キャンパスのひと】ベトナムから広がる学び 菅原一花さん(文Ⅲ・2年)

 

 中学校の地理の授業がきっかけで、ベトナム戦争のような独自の歴史を持つベトナムに興味を持った。高1で現地へ訪れたときには「着いた瞬間からこの国にずっと関わりたいと感じた」と話す。

 

 仮面浪人先の早稲田大学でロシア語と仏教に出会い、東側諸国の文献や宗教の観点からベトナムを多角的に見るようになった。現在は「ロシアとベトナムの両方を学べる」という宗教学を後期課程で学ぶ予定。仏教の原典に触れるために、古典チベット語やサンスクリット語など、さまざまな言語も学ぶ。休日は古本屋で文献を探すことがあるといい、取材当日も、取材が終わったら入手の難しいマケドニア語の教材を手に入れるために札幌へ行く予定という行動派だ。

 

 多岐にわたる興味も「結局はベトナムが中心にある」ことで生まれた。持ち前の行動力とベトナムへの思いが自分らしい学びを広げている。 【佐】

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