STUDENT

2021年11月24日

【キャンパスのひと】遊んで、学んで、創って、壊して 五百籏頭アレンさん(経・3年)

 

ハーバード大学内の自然史博物館にて(五百籏頭さん提供)

 

 1年生の頃はサークルやバイトに精を出し、旅行を楽しむなど、大学生の自由をしていた。しかし、コロナ禍での外出自粛によって自身を見つめ直す時間が与えられると、勉強不足と行動不足を痛感。「あの時は焦燥していた」と笑う。

 

 学問に力を入れるとともに「挑戦し、社会に価値を残したい」と考え、ビジネスコンテストに参加。入賞を果たすと、起業家の道を歩むことになる。興した教育系の会社では代表を務めるも、その道のりは決して順風満帆なものではなく、何回も事業案の変更を迫られた。最終的には、塾に対し生徒一人一人に寄り添った勉強法を提案する事業を展開。約1年間、日本の教育業界に一石を投じる方法を模索し続けた。

 

 両親がハーバード大学の研究員として転勤したことをきっかけに、現在はボストンに。今ではアメリカを周って知見やネットワークを広げつつ、ハーバード大学教授のリサーチの手伝い等をしながら国際経営を学んでいる。

 

 遊び、学び、それらの経験を起業という形で社会にアウトプットする。「学問」と「社会」の架け橋になりたいと語る彼は、次はどの分野に目を向けるのだろうか。【梟】

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