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2021年11月20日

【キャンパスのひと】世界と文学から日本を見つめる 関理々子さん(文・3年)

五月祭常任委員会の委員としても活動していた(関さん提供)

 

 幼少期を海外で過ごし、国際関係に興味があった。1年次にはオーストラリア各地を回り、外国人労働者や移民社会について議論する研修に、2年次では日米学生会議に参加し、学生同士で日本の産業構造や文化とアイデンティティーの関係などについて幅広い議論を行った。

 

 多様な意見をまとめる難しさや組織の在り方への疑問を感じ、投げ出したくもなったが「私が抜けたらどうなる」と強い意志でやり遂げた。日米学生会議の後は、運営改善に関する提言書を作成するほどに成長した。

 

 国際交流には日本を知ることが重要だと感じ、後期課程では人文学科国文学研究室に進む。第二次世界大戦前後の作風や考えに触れる中で現在との違いや共通点を発見し「現在の日本が歴史の延長線上にある」ことを実感した。

 

 座右の銘は「意志あるところに道あり」。日本の良さを守り、世界に発信するという夢への道も、強い意志で困難を越えてきた先に開かれているはずだ。【佐】

 

【記事修正】2022年1月21日午後2時25分 記事本文の「国文学科」を「人文学科国文学研究室」に修正しました。

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