世界を見据え、日本を学ぶ
日本人の母と、中国系イギリス人の父を持ち、8歳から高校卒業までをシンガポールのインターナショナルスクールで過ごした。多様な友人が持つ「異なる観点」への敏感さを養ったこの時期に「世界と日本をより深く結び付けられる人になりたい」という夢を抱き始めた。
異なるバックグラウンドを持つ友人や教員と関わり、それぞれの観点を学びつつも「日本の観点からも世界を見てみたい」と東大へ進学。中高生時代に強い関心を抱いた歴史を中心に、授業や学生同士の議論を通して探求を続けている。
最近は「フィールドスタディ型政策協働プログラム」という東大主催の地域活性化に関するプログラムに参加し、日本国内の多様性にも触れた。「世界と日本を結ぶためには、日本のことをもっと知らないと」。謙虚に学ぶ姿勢に、学問のみならず外交の本質を見た気がした。