全ての人に教育の機会を
中学までは盲学校で学び、高校では国際交流科に所属し多くの国際研修に参加するなど人とは少し違う教育を受けてきた。国内外での経験を通して、障がいや社会経済的事情など自分ではどうしようもできない理由により教育を受けられない人をなくしたいと思うように。自身の探求活動をまとめ上げ、推薦入試で教育学部に合格した。
特に興味を持つのは、属性に関わらず、誰もがそれぞれの特技を生かし尊重し合いながら十分に学べる教育環境の構築だ。「私だからこそ持てている視点を生かして教育の機会を広げたいです。すてきな教育の機会と仲間に恵まれたので、それを還元できる人間になりたいですね」
好きな言葉は「思うは招く」だ。「時に諦めそうになる大きな夢でも思い続ければ叶うと信じています」。夢を思い、行動に移し続ける姿に触発されるのは記者だけではないだろう。