自分の選択に誇り
千葉の有名進学校から文Ⅰに合格。明るい口調とは裏腹に「周囲に流されるままの選択だった」と振り返る。3年生になり法学部に進学した後も、オンライン授業と就活の中、本当に自分のやりたいことを見つけられずにいた。
悩む中迎えた夏休み。地方に移住し、地域に根付いた活動をする、総務省の「地域おこし協力隊」制度を知った。「これだ!」と思い、すぐに休学の申請をし、高知県の村へと飛び立った。経験のなかった地方での暮らしには現地の人との出会いや、都会では得られないさまざまな発見があるという。12月からは現地での仕事も始まり「自分で初めてした大きな選択に誇りを持っている。やりたいこと探しができている」と笑顔で語る。
思い切って新たな一歩を踏み出した。休学明けにはさらに一回り大きくなってキャンパスに帰ってくるだろう。