キャンパスライフ

2020年11月26日

【キャンパスのひと】堀口慧梨(ほりぐち・えり)さん(文・3年)

会津若松城を背景に(写真は堀口さん提供)

 

文化を愛して

 

 現在の生活の中心は文学部日本史学専修での勉強だ。戦前の文化や小説に興味があり、学問的手法を学び研究することを夢見て進学を決めた。

 

 日常生活でも文化に親しみ、浮世絵鑑賞や古本集めを趣味としている。近代文学全般に興味があり、中でも太宰治が好きで全集もそろえるほど。地元の古本屋で薦められたのがきっかけだ。文化に対し一流の消費者でありたい、という思いから積極的に芸術に触れるようになった。失われるものは好きでいることで守り抜けると信じている。

 

 将来の進路を考える上では、授業で日本では文化を背負う人が少ないと聞いたのが印象に残っているという。古本屋巡りで出会う、ワゴンに載せられ安く売られている本は、一定期間が過ぎると捨てられてしまう。このような古いものを守っていける職業を見つけたい。そう語る瞳は熱意に燃えていた。

 


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