キャンパスライフ

2020年10月29日

【キャンパスのひと】石井ゆめみ(いしい・ゆめみ)さん(養・3年)

九州一周旅行にて(写真は石井さん提供)

 

人口減少をビジネスチャンスに

 

 生まれ育った秋田県で人口減少を嘆く声を多く耳にしてきた。しかし単に人口を増やすべきだという考えには疑問を持つ。そうではなく「人口が減っても持続可能な社会」を作ろうと考えた。

 

 注目したのはICTを用いて運営される「スマートシティ」の概念。医療AIベンチャーでのインターンシップの経験からモノ主導で社会を変え、経済との両立を図るビジネスに魅力を感じる。

 

 所属する学生団体Bizjapanでは、高齢化に関するプロジェクトを運営してきた。現在は事業立案コンテストに挑戦中。お年寄りの家の蛇口にIoTデバイスを取り付け流量・時間帯から行動を推測して家族に知らせる見守りサービスの開発に取り組んでいる。

 

 「人口減少は『困ること』があるから悲観されるんですよね。その『困ること』を解消したい」と語る。新首相に続き、秋田から日本を動かす人材が羽ばたく。


この記事は2020年10月13日号から転載したものです。本紙では他にもオリジナルの記事を掲載しています。

ニュース:日本学術会議任命拒否問題 五神総長「政府は真摯な対応を」 社研・人文社会系も声明発表
ニュース:マーケットデザインセンター設立 キックオフイベント開催へ
ニュース:学校推薦型選抜 オンライン出願へ変更
ニュース:大学債の発行条件決定 16日発行へ
企画:19歳が見た中国② 学校の近くに、安くてうまい飯あり
企画:新時代の空間認識とはいかなるものか 「サーギル博士と歩く東大キャンパス」拡大版
企画:自分と他者の命を守る行動を コロナ禍での災害対応を考える
著者に聞く:『鉄道と刑法のはなし』後編 和田俊憲教授(東大法学政治学研究科)
キャンパスのひと:石井ゆめみさん(養・3年)

※新聞の購読については、こちらのページへどうぞ。

タグから記事を検索


東京大学新聞社からのお知らせ


recruit
koushi-thumb-300xauto-242

   
           
                             
TOPに戻る