人口減少をビジネスチャンスに
生まれ育った秋田県で人口減少を嘆く声を多く耳にしてきた。しかし単に人口を増やすべきだという考えには疑問を持つ。そうではなく「人口が減っても持続可能な社会」を作ろうと考えた。
注目したのはICTを用いて運営される「スマートシティ」の概念。医療AIベンチャーでのインターンシップの経験からモノ主導で社会を変え、経済との両立を図るビジネスに魅力を感じる。
所属する学生団体Bizjapanでは、高齢化に関するプロジェクトを運営してきた。現在は事業立案コンテストに挑戦中。お年寄りの家の蛇口にIoTデバイスを取り付け流量・時間帯から行動を推測して家族に知らせる見守りサービスの開発に取り組んでいる。
「人口減少は『困ること』があるから悲観されるんですよね。その『困ること』を解消したい」と語る。新首相に続き、秋田から日本を動かす人材が羽ばたく。
この記事は2020年10月13日号から転載したものです。本紙では他にもオリジナルの記事を掲載しています。
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