世界に飛び社会を学ぶ
「世界一周しよう」。高2の夏、オープンキャンパスでFLYプログラムを知り、そう思った。大学で何を勉強するか悩む中、世界を回りながら社会問題に触れたいと志すようになった。
入学後、実際に同プログラムに参加。アイスランドでボランティア団体の機関紙を作ったり、メキシコの児童養護施設で子どもたちと過ごしたり。その中で平和構築への関心から、大量虐殺が起きたルワンダを訪れる。親族を殺害され自身も傷付けられた被害者が、加害者グループと村で共に暮らす実情に衝撃を受けた。帰国後は赦しと和解の思想についての講義を受けるなど、体験への学びを深めている。
初対面の記者とも渡航中のことから趣味のバレエのことまで話が弾む。話すのが得意になったのも海外経験のおかげなのだとか。深まった興味とたくましさで、学びの道を進む。
この記事は2020年9月8日号から転載したものです。本紙では他にもオリジナルの記事を掲載しています。
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