好きに三直線

　幼い頃からのピアノに加え、高校ではフルート、ピッコロを演奏。大学ではラテンアメリカ音楽のゼミでベネズエラ音楽に目覚め、独特な弦楽器の演奏に情熱を注ぐ。

　音楽に一直線かと思いきや、一番の趣味は自動車。昔の車をこよなく愛し「マニュアル車は無駄なのがいいんだ」と熱弁する。高校生の時には自動車分解の専門誌を愛読するなど、作る側にも興味を持って理Ⅰに入学したが、業界を知る中で「これからは自分が好きなエンジンで走る車には未来がないことを悟りました」。

　代わりに興味を持ったのが、探究型学習塾でのインターンシップなどで意義を実感した教育。文転し教育学部で学びながら、勤務する塾の仲間たちと不足する「あそび」の場をオンラインで提供する「あきち」という取り組みも始めた。「好き」を貪欲に追求する先に、どんな未来があるか楽しみだ。

この記事は2020年9月1日号から転載したものです。本紙では他にもオリジナルの記事を掲載しています。

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