地方との懸け橋として
地方の高校生の受験を手助けする学生団体「FairWind」に所属する。自身も島根県出身で大きなハンディを背負った受験を経験した。「地方では受験情報が不足しており、大変苦労しました」。同じような境遇の学生に進路について考えてもらえるよう、時間の使い方や大学の楽しさを伝える。
「東大には得意分野を極めて熱く語る人や、一見して普通でも深い見識を持つ人が多いです」。友人と出掛けたりスポーツをしたり、会話する中で新しい知識や価値観を吸収する生活に魅力があると力説する。
東京という新天地での生活も2年目。大学生活を満喫し、それを高校生に伝えながら、現在は研究テーマを決めるべくさまざまな授業を受講する。「より良い将来になるよう残りの2年も頑張ります」。将来のビジョンも地方の学生に希望を与えるだろう。
この記事は2019年12月3日号から転載したものです。本紙では他にもオリジナルの記事を公開しています。
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