硬式野球部(東京六大学野球)は5月23日、法政大学との3回戦を戦い、終盤に突き放されて4―11で敗れた。東大は今季の試合を全て終え、3勝10敗の勝ち点0でリーグ最下位。2002年秋以来の勝ち点は来季以降に持ち越しとなった。同日行われた第1試合では明治大学が立教大学に勝利し、14年秋以来3季ぶりの優勝を果たした。
法大|020220302|11
東大|002011000|4
東大は二回、1死二三塁のピンチで早々と継投策に入り出田興史投手(経・4年)をマウンドに送るが、1死満塁とされたところで二塁ゴロに失策が絡み2点を失う。しかし打線は三回、2死一三塁の好機をつくると、4番の田口耕蔵選手(育・3年)の右前打、楠田創選手(育・3年)の中前打で同点に追い付く。
同点のまま試合を進めるため小刻みに投手を代える東大だが、四回、五回にそれぞれ2点を失い4点差を付けられる。しかしここで終わらないのが今の東大打線。五回に四球と失策で無死二三塁から、六回には1死満塁から共に内野ゴロの間に1点を返し、2点差で終盤戦に入る。
勝ち点のためには絶対にこれ以上の失点は許されない状況だが、七回に柴田叡宙投手(育・3年)が1死満塁のピンチを招く。ベンチはそのまま柴田投手に託すも、2球目をライトに運ばれ試合を決定づける2点適時二塁打に。打線は七回以降、走者は出すものの2併殺を喫するなど後が続かず、敗れた。
東大は今季、勝ち点の懸かった3回戦を3度戦うも、全て敗北。02年秋以来の勝ち点は来季以降に持ち越しとなった。
(文・竹内暉英)
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