硬式野球部の宮台康平投手(法・4年)は10月26日、プロ野球ドラフト会議で北海道日本ハムファイターズに7巡目で指名された。今後は球団側との入団交渉を進める。東大からのプロ野球選手誕生となれば、2004年に横浜ベイスターズ(当時)に9位指名された松家卓弘さん以来史上6人目となる。
大勢の報道陣が詰めかけた指名後の記者会見で、宮台投手は「まずは無事に指名されてうれしい」と緊張した面持ちであいさつ。東京大学運動会の公式マスコット・イチ公から花束を渡されると笑みを浮かべた。プロへの決意を問われると、「指名された選手の中で一番下手な選手という気持ちで頑張る。1日でも早く1軍の舞台で活躍できる選手になりたい」と語った。
宮台投手は1年秋から東京六大学野球のリーグ戦に登板。初めて規定投球回に達した2年秋にリーグ4位の防御率2.17で「ファンが選ぶMVP」に選ばれるなど頭角を現すと、3年春はリーグ4位の防御率2.05、4完投・2勝と輝かしい成績を残す。
3年秋は肩の故障で1登板にとどまり、4年春も改造したフォームがなじまず防御率8点台に終わる。しかし今季は防御率5点台ながら、4完投で二つの完投勝利を挙げていた。リーグ戦通算成績は6勝13敗、防御率4.26。
(文・関根隆朗)
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2017年10月26日20:20【記事修正】第1段落「北海度日本ハムファイターズ」は「北海道日本ハムファイターズ」の誤りでした。おわびして訂正します。