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2023年9月26日

【七大戦野球】東大、投打噛み合い決勝完封勝利 優勝決める

 硬式野球部は8月16日、東大球場で行われた七大戦決勝で、北海道大学を4ー0で下し連覇を果たした。機動力を生かして先制すると、その後も主軸の長打や代打陣の躍動でリードを広げた。投手は先発の平田康二郎(育・3年)が力投。八回に迎えた無死満塁のピンチを抑え、一人で投げぬいた。(取材・平嶋紘貴)

 

東大、投打噛み合い完封で連覇果たす

 

 打線は序盤から、限られた好機を逃さずに得点に結びつけた。二回、大井温登(育・4年)の二塁打を足掛かりに2死一、三塁とすると、重盗を敢行。足でかき回す「らしさ」満点の攻撃で先制点を奪う。

 

 続く三回も、1死一、二塁から4番の別府洸太朗(育・4年)が右中間へ適時打。リードを2点に広げた。春季は思うような結果を残せなかった別府だが、集大成の秋季に向け状態を確実に上げてきた。主軸として大車輪の活躍を期待したい。

 

別府 適時二塁打
貴重な追加点となる適時二塁打を放った別府は塁上で仲間を鼓舞する(撮影・新内智之)

 

 六回には四球と安打で2死満塁の好機を迎えると、打席には代打の中山太陽(文Ⅱ・2年)。飛距離が他の選手と違うと首脳陣も期待を寄せるブレイク候補は、粘り打ちの末に適時打を放ち、さらに2点を追加した。

 

 東大の先発はこれまで中継ぎを中心に担ってきた平田。七回までに5つの三振を奪う好投でスコアボードに0を並べる。八回には無死満塁とこの試合最大のピンチを迎えたが、最後は空振り三振に仕留めて北大打線を完封。試合は八回終了後に日没コールドとなり、東大は七大戦の連覇を成し遂げた。

 

好返球
八回、無死満塁の場面で外野への飛球。1点はやむなしかと思われたが、正確な返球で得点を許さない(撮影・新内智之)

 

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