スポーツニュース

2022年9月28日

【六大学野球】明治戦① 昨春王者に開幕戦を引き分ける

 

 東大硬式野球部(東京六大学野球)は9月10日、明治大学とリーグ開幕戦を戦い3-3で引き分けた。打線は好機を逃さず三回に3得点。投手陣はエース井澤駿介(農・4年)を中心に粘投し、引き分けに持ち込んだ。(取材・安部道裕)

 

明大|001110000|3

東大|003000000|3

 

 先発のマウンドに上がったのは6季連続の開幕投手となるエース井澤。初回、二回をテンポ良く0点に抑える。しかし三回表、単打と盗塁で2死二塁とされると、明大主将の村松に左前適時打を浴び先制点を献上した。

 

井澤は四球をわずか一つに抑えた(撮影・安部道裕)

 

 しかし直後の三回裏、東大打線の逆襲が始まる。二つの四死球で一、三塁とすると、ここで重盗を仕掛け三塁走者が生還。無安打で同点に追い付く。さらに2番阿久津怜生(経・4年)、3番中井徹哉(農・4年)の連続適時打が飛び出し、2点をリードする展開に。

 

適時打でチームに3点目をもたらした中井(撮影・安部道裕)

 

 しかし、春王者の明大も簡単には引き下がらない。バントを絡めた手堅い野球で四回、五回に1点ずつ奪われ、3-3の同点で前半を終えた。

 

 七回表、1死一塁の場面で東大は井澤を下げ、速球派左腕の鈴木健(育・3年)を送り込む。鈴木は後続をピシャリと断ち切ると、八回も1本の安打も許さない好投を披露。九回は、同じく3年の松岡由機(経・3年)が登板。ここを三者凡退で締め、引き分け以上を確定させて九回裏の攻撃へサヨナラ勝利の望みを託した。

 

八、九回で完璧な投球を見せた鈴木(撮影・安部道裕)

 

しかし打線は投手陣の奮闘に応えられず。結局両チームとも六回以降は得点圏に走者を進めることすらできないまま、同点で試合終了となった。

 

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