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2019年5月5日

硬式野球 投打にいいところなく慶大に連敗

 硬式野球部(東京六大学野球)は5月5日、慶應義塾大学との2回戦を戦い、0-15で完敗した。東大打線は初回と二回に得点圏へ走者を進めるが得点できず、その後は慶大の継投の前に沈黙する。投手陣も序盤から失点を重ね、連敗となった。東大は5月11日午後1時30分(予定)から、明治大学との1回戦に臨む。

 

初回に頭部に死球を受けた山下選手は、八回に意地の安打(撮影・石井達也)

 

東大|000000000|0

慶大|41222004X|15

勝:津留崎(慶大) 負:小林大(東大)

 

 打線は序盤、右打者への制球に苦しむ相手先発投手を攻める。初回、梅山遼太選手(理・3年)の振り逃げや山下朋大選手(育・4年)の頭部への死球などを足掛かりに、無安打で2死一二塁とする。しかし、打率1割未満と不振に苦しむ武隈光希選手(文・3年)は三振に倒れ先制点は奪えず。二回も単打と2四球で1死満塁の好機をつくるも、梅山選手は浅い左飛、山下選手は右飛に倒れ無得点に終わる。

 

 東大の先発は試合前まで今季防御率12.6と不調の小林大雅投手(経・4年)。直球と変化球を組み合わせて打たせて取る本来の投球を見せたかったが、失点を重ねる。初回1死一二塁から相手4番打者に適時打を浴び先制されると、相手6番打者には5球目を左翼席に運ばれ3点本塁打。早くも4点を失う。小林投手は二回にも1点を失い、三回無死一塁から2点本塁打を浴びたところで降板する。

 

 三回以降、打線は相手投手陣に完璧に抑えられる。五回は先頭打者が死球で出塁するが、後続が沈黙。六、七回も昨日完璧に抑えられた相手投手の前に出塁できない。継投する投手陣もピリッとせず、中盤に大量失点。七回に登板した平山皓太投手(薬・3年)は三者凡退で抑えるも、八回に登板した柳川貴宏投手(理Ⅱ・2年)は二つの失策も絡んで4点を失う。

 

七回の1イニングを3打者で切り抜けた平山投手(撮影・石井達也)

 

 なんとかしたい打線は八回、連打で1死一二塁とし、4日の1回戦で本塁打を放った岡俊希選手(法・3年)に回す。しかし岡選手は中飛で凡退。続く打者も三振に倒れ無得点に終わる。九回には相手投手から三者連続三振を喫し試合終了。投打にいいところなく完敗した。

 

◇浜田一志監督の話

 一、二回の好機に得点できなかったのが響いた。小林はブルペンではいい球を投げているが、試合になると打ち込まれてしまう。原因がよく分からない。ここまで大量失点で完敗する試合が続いていて、選手に自信を持てとは言えないが、もがいて全力で戦っていきたい。

 

(湯澤周平)

 

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