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2019年4月21日

硬式野球 13失点を喫し早大に大敗 投手陣が最後まで踏ん張れず

 硬式野球部(東京六大学野球)は4月20日、早稲田大学との1回戦を戦い、1-13で敗れた。東大は投手陣が三回までに7失点を喫し早大に大量リードを許し、中盤以降も失点を重ねる。六回まで2安打に抑えられていた打線は山下朋大選手(育・4年)の適時二塁打でようやく1点を返すが、その後の好機ではあと1本が出ず大敗した。東大は21日午後1時30分(予定)から、早大との2回戦に臨む。

 

七回、この試合自身2本目の安打となる適時打を放った山下選手(撮影・石井達也)

 

東大|000000100|1

早大|1510123013

勝:早川(早大) 負:小林大(東大)

 

 東大の先発は開幕カードの防御率が10.6と不振に悩んだ小林大雅投手(経・4年)。初回2死一二塁から適時打でいきなり先制される。二回も緩い球でストライクを取る持ち味を出せず、1死二三塁のピンチを招く。踏ん張りたかったが右中間を破る2点適時打を浴び、続く打者は2点本塁打。開幕カードから続く不調から脱することができず、ここで降板する。後を受けた坂口友洋投手(文・4年)も2本の安打と四球で追加点を許し、この回早大に打者一巡され5点を失う。

 

 打線は甲子園出場経験のある相手先発の140キロ台中盤の直球とキレのある変化球に苦しみ、なかなか得点を奪えない。先制された直後の二回は今季初スタメンの土井芳徳選手(農・3年)の中前打、山下選手の右前打で2死一二塁の好機をつくる。しかし続く小林投手は一ゴロで凡退。五回まで毎回三振を喫するなど1点が遠い展開となる。

 

二回に小林投手の後を継いだ坂口投手(撮影・石井達也)

 

 坂口投手は、四回は5球で三者凡退に打ち取り立ち直りかける。しかし五回二死から連打で失点。六回にも2点本塁打を浴びるなど、スタミナが切れたところを早大に突かれてしまう。七回から登板した奥野雄介投手(文Ⅲ・2年)も3本の二塁打を浴びて3失点。早大打線を止められない。

 

 中盤まで完璧に抑えられていた打線は終盤に奮起。七回2死一塁の場面で山下選手が三塁手の左を抜けるこの試合自身2本目の安打を放ち1点を返す。八、九回も連打で走者を得点圏に置き、追加点の好機をつくる。しかしいずれも後続打者が三振に倒れて無得点に終わり、結果的には12点差で大敗。序盤の失点が重くのしかかり、最後まで早大に迫れなかった。

 

(湯澤周平)


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