硬式野球部(東京六大学野球)は10月20日、法政大学との1回戦を戦い、0-8で敗れた。東大は初回と最終回以外は得点圏に走者を進められず、先発の小林大雅投手(経・3年)は制球が定まらないまま7回7失点と徐々に点差を広げられた。東大は明日21日午前11時から、負ければ今季最終戦となる法大との2回戦に臨む。
東大|000000000|0
法大|10220021X|8
勝:三浦(法大) 負:小林(東大)
東大は初回、2番・笠原健吾選手(文Ⅲ・2年)が二遊間を破る中前打を放つと、辻居新平選手(法・3年)が四球で、三鍋秀悟選手(工・4年)が内野安打で出塁して1死満塁の好機。しかし続く2打者が連続三振を喫し、先制点は奪えない。先発の小林投手は死球で出塁させると、2死二塁の場面で左前打を許して先制される。
二回以降の打線は、相手投手の一方的なペースに乗せられる。二回と四〜六回は三者凡退に抑えられ、出塁しても走者を二塁以降に進められない。一方で小林投手は制球が安定せず、三つの死球を含む6四死球。法大の計7盗塁を記録した機動力と着実な適時打によって、失点を重ねた。
守備では八回、新人の左腕・小宗創投手(文Ⅲ・1年)がリーグ戦初登板。先頭打者は内野ゴロに打ち取るものの、その後内野安打やレフトへの三塁打で1点を失う。最終回の攻撃では、明治大学との2回戦を引き分けに持ち込む同点打を放った武隈光希選手(文Ⅲ・2年)が代打で登場し、この日も右中間を破る二塁打を放つ。しかし続く打者が倒れ、1点も奪えないまま試合終了を迎えた。
(石井達也)