硬式野球部(東京六大学野球)は4月14日、慶應義塾大学との1回戦に臨み、0-15で敗れた。開幕戦となった今試合では、先発の宮本直輝投手(育・3年)が立ち上がりから制球に苦しみ、初回の2点を含む5回5失点。続く投手陣も追加点を与え、計15失点を喫した。打線は、相手先発の8回で四死球0と安定した投球の前に抑え込まれ、安打は二回に岩田昂之選手(工・4年)が放った三塁打1本のみ。九回に後を継いだ投手からも安打を放てず、完敗を喫した。東大は明日15日午後1時半ごろから慶大との2回戦に臨む予定。
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東大の先発は、今季からエースナンバーを背負う宮本投手。初回、先頭打者に出塁を許し3番4番打者にも連続四球を与えて1死満塁の場面を招くと、5番打者に130キロの直球を左前へはじき返され2点を失う。反撃に出たい東大は二回、岩田選手が左中間を破る安打を放ち、積極的な走塁で三塁打に。しかし続く廣納敬太選手(工・3年)が強い三ゴロを放つと、岩田選手は三塁と本塁の間で挟殺されてしまう。廣納選手は二盗を試みるがあえなく失敗し、得点圏に走者を進めながら無得点でこの回の攻撃を終える。二回以降、宮本投手は制球に大きな乱れはなかったものの、五回には相手6番打者に本塁打を浴び、計5失点で降板する。
打線は高い制球力を誇る相手先発の前に、三~八回は6イニング連続三者凡退と手も足も出ない。八回の守備では救援した投手陣が大乱調となり、併せて打者15人に9失点。九回の攻撃では2死から四球で走者を出したが、好機をつくれないまま試合終了を迎えた。
東大打線は1安打11三振と相手投手に歯が立たず。昨季以降の練習で力を入れたという走塁は二回の攻撃などで積極的な場面が見られたが粗さも目立ち、得点につなげることはできなかった。
(石井達也)
2018年4月15日13:00【記事修正】第1段落「6回5失点」は「5回5失点」の誤りでした。また、第2段落「計6失点」は「計5失点」の誤りでした。おわびして訂正します。
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