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2017年10月7日

硬式野球 プロ志望・宮台投手が今季2度目の完投勝利 前半大量得点で法大を圧倒

 硬式野球部(東京六大学野球)は10月7日、法政大学との1回戦を戦い、9―2で今季2勝目を挙げた。5日にプロ志望届を提出している宮台康平投手(法・4年)は、9回2失点(自責点0)で今季2度目の完投勝利。打線は前半5回までに計12安打で8点を挙げるなど、宮台投手を強力に援護した。東大は明日8日午前11時から、2002年秋以来の勝ち点を懸けて法大との2回戦を戦う。

 

八回裏、相手打者を打ち取りガッツポーズの宮台投手(撮影・児玉祐基)

 

東大|011150010|9

法大|000011000|2

 

 東大は序盤から球が上ずる相手先発を攻め立てる。二回、先頭の新堀千隼選手(理Ⅱ・2年)が中前打で出塁し、犠打と暴投で1死三塁に。杉本幹太選手(農・3年)が2球目をうまく転がすと、先制のスクイズとなる。続く三回も2死一三塁から、主将・山田大成選手(育・4年)が今季初安打となる右前適時打を放ち、追加点を挙げる。

 

二回表、杉本選手のスクイズで先制する(撮影・児玉祐基)
三回表、怪我から復帰した主将・山田選手の今季初ヒットは適時打となる(撮影・児玉祐基)

 

 その後も東大打線の勢いは止まらない。3点差の五回は、2つの四死球と安打で無死満塁とすると1死後、三鍋秀悟選手(工・3年)が遊撃手の右を抜ける2点適時打を放つ。さらに杉本選手が右前打で続くと、宮台投手の左方向への当たりは自らを援護する左前適時打に。結局この回打者一巡の猛攻で1イニング5得点を挙げ、試合は東大ペースで進む。

 

五回表、無死満塁としたところで浜田一志監督が選手に集合をかける(撮影・児玉祐基)
五回表、三鍋選手の適時打で6ー0と大差をつける(撮影・児玉祐基)

 

 大量の援護を受けた宮台投手は、走者を出しながらも要所を締める投球を見せる。140キロ前後の直球と130キロ前後の変化球を効果的に織り交ぜ、与四死球3と制球も前回登板から改善。七回は2死一二塁から一発のある相手4番を迎えるが、空振り三振に切って取り流れを渡さない。そのまま最後まで投げ切り、9月16日の慶應義塾大学1回戦以来の完投勝利を挙げた。

 

9回2失点(自責点0)と好投、完投勝利を挙げた宮台投手。東大から6人目となるプロ野球選手誕生なるか(撮影・児玉祐基)

 

(文・関根隆朗)

 

2017年10月7日23:40【記事修正】5枚目の写真のキャプションで「8―0」を「6―0」に修正しました。また、6枚目の写真のキャプションで「九」を「9」に修正しました。

2017年10月12日16:06【記事修正】第3段落「2012年秋以来の」は誤りだったので、削除しました。

 

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