硬式野球部(東京六大学野球)は9月10日、立教大学との2回戦を戦い、1―8で大敗した。先発の宮台康平投手(法・4年)が序盤に大量失点を喫し、打線も相手先発に抑え込まれた。東大は次週、9月16・17日に慶應義塾大学と戦う。
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東大は前日リリーフで2回を投げた宮台投手が先発。初回左前打と暴投、二者連続死球で1死満塁のピンチを招くと、相手5番への3球目が暴投となり二者が生還する。続く4球目も暴投で1死三塁となると、6球目を右前に運ばれ3点目を失う。二回には、無死一,三塁からサードの悪送球で追加点を許し、序盤で大差をつけられてしまう。3回以降は何とか持ち直し、最後まで投げ抜いて8回を9安打5四死球で8失点、8奪三振という内容だった。
援護したい打線だが、相手先発の縦に割れるカーブをうまく使った投球に手玉に取られる。六回までわずかヒット2本に抑えられ、得点圏に走者を進めたのは五回のみと手も足も出ない。七回からはリリーフ投手が登板するが、東大打線はその後も沈黙。無得点のまま迎えた九回2死ランナー無しの場面で、打席には1回戦からノーヒットが続く楠田創選手(育・4年)を迎える。3球目をたたくと打球は伸び、そのままバックスクリーンへ。副将の意地の一撃で完封負けを免れた。
東大は2連敗で開幕スタート。打線がつながりに欠け連打は一度もなく、二塁手・水島拓郎選手(工・4年)が2戦で3失策を犯すなど守備でも精彩を欠いた。一方、1、2年生から新顔も現れ、特に岡俊希選手(文Ⅰ・1年)は2戦続けて代打で安打を放ちアピール。新戦力で層の薄さを補い、来週以降を戦っていきたい。
(文・関根隆朗)
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