硬式野球部(東京六大学野球)は4月9日、明治大学との2回戦を戦い、0―13で大敗した。投手陣が3回までに13点を奪われるなど試合を作れず、打線も相手投手陣の前に沈黙した。東大は次週4月15・16日に慶應義塾大学と戦う。
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東大先発の小林大雅投手(文Ⅱ・2年)は初回こそ無失点で切り抜けるも、2回に相手の先頭打者に先制本塁打を許す。さらに安打と四球で2死二三塁とされると、暴投と適時2塁打で4失点を喫し降板。3回には2回途中から登板した濱﨑貴介投手(理Ⅱ・2年)が先頭からの4連打など打者一巡の猛攻を浴びる。代わって登板した柴田叡宙投手(育・4年)も打ち込まれ、この回打者14人に8安打2四球で9点を奪われて試合を決定付けられた。
一矢報いたい打線だが、今日も明大投手陣を打ちあぐねる。唯一の連打は2回の2連打のみで、その好機も後続が倒れて生かせない。試合を通じて散発4安打の拙攻で完封負けを喫した。
東大は開幕2連敗スタート。1回戦は活躍が期待された宮台康平投手(法・4年)が5回途中5失点で試合を作れず、2回戦も投手陣が大量失点を喫した。打線も2戦合計でわずか2得点、長打は0本と得点力不足が浮き彫りとなった。特に6~9番は2戦でわずか1安打。得点力アップに下位打線の奮起が求められる。
(文・関根隆朗)
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