硬式野球部(東京六大学野球)は8月17日、春季リーグ第5戦を明治大学と戦い、9-1で敗れた。翌日の18日には雨天ノーゲームで再試合となった第3戦を早稲田大学と戦い、こちらも9-0で敗れた。18日で東京六大学野球春季リーグの全日程が終了し、東大は0勝5敗の最下位。2017年から続く連敗は47まで伸び、昨年11月に就任した井手峻監督体制の初勝利は次季以降に持ち越されることとなった。18日には秋季リーグの日程も発表。9月19日に開幕し、各大学10試合を実施して勝率を競う。
明大|500101002|9
東大|000100000|1
勝:髙橋(明大) 負:西山(東大)
17日の明大戦は前日の時点で全敗同士の対戦。敗北した方の最下位が決まる一戦だった。東大の先発マウンドを任されたのは今季3試合目の登板となった西山慧投手(理Ⅱ・2年)。11日の法大戦に先発した際は4回4失点とまずまずの働きを見せたが、この日は初回にいきなりつかまってしまう。無死二、三塁からの3者連続適時打などで5失点。二、三回を三者凡退に抑えただけに、痛い立ち上がりとなった。
どうにかして点差を縮めたい東大打線は四回一死一塁の場面で、二回から守備交代で出場した宮﨑湧選手(文Ⅲ・2年)が適時打を放つが、三塁を狙った宮﨑選手は走塁死。反撃はわずか1点で終了した。五回以降は全体で3安打しか放てず、小刻みな失点を喫して大敗。最終戦を待たずして最下位が確定した。
早大|103021002|9
東大|000000000|0
勝:西垣(早大) 負:平山(東大)
ノーゲームとなった13日の試合では五回までで0-1と互角の勝負を展開していた早大戦。18日の再試合では平山皓太選手(薬・4年)が今季初先発。初回こそ1失点で切り抜けるものの、三回に2点取られた後、この回だけで三つ目の盗塁を許したところで投手交代。先発としての仕事を果たせなかった。東大はその後4人の投手を注ぎ込んで継投策を取るが、合計10四死球で捕手も八つの盗塁を許すなど、バッテリーが踏ん張れずに前日同様小刻みな失点をし続けた。
打線は二回に死球、安打、犠打と続けて一死二、三塁の好機を作るが、後ろが続けずに無得点。以降は五回に安打が1本出たのみで、六回以降は早大のリリーフ陣に完璧に抑えられてしまう。チームで2安打、1四死球の合計3出塁は今季最少で、無得点の試合も今季初めてだった。
【記事修正】2020年8月22日17時40分 19日の早大戦に関する部分で、ノーゲームとなった13日のスコアを1-1としていましたが、正しくは0-1でした。お詫びして訂正します。
【記事修正】2020年8月22日21時15分 19日の早大戦に関する部分で誤字を修正しました。