硬式野球部(東京六大学野球)は10月2日、早稲田大学との2回戦を戦い、0―4で敗れた。リーグ戦初登板の先発・山下大志投手(文Ⅲ・1年)が初回につかまって3失点を喫し、打線も相手左腕に散発3安打に抑えられた。東大は開幕6連敗となった。
早大|300010000|4
東大|000000000|0
東大の先発はリーグ戦初登板の1年生左腕・山下投手。しかしその立ち上がり、130キロ台の直球が甘く入り先頭打者に安打を浴びると、犠打で走者を進められた後2者連続四球で満塁のピンチを招く。連打で2点を失い、1死しか取れずにわずか23球で降板。後を継いだ三木豪投手(農・4年)は打ち取った当たりが内野安打となって1点を失い、初回から3点を先行される苦しい展開となる。
三木投手は三、四回をパーフェクトに抑えて二回以降は1失点と踏ん張り援護を待つが、試合開始前の時点で防御率6点台の相手左腕が変化球でストライクを先行させる抜群の投球を見せ、打線は打ちあぐねる。初回こそ先頭打者が安打を放つも、後続が倒れ無得点。四回はわずか5球で片づけられるなど淡白な攻撃が目立ち、二回以降は一度も先頭打者が出塁できない。六~八回を有坂望投手(文Ⅲ・2年)、九回を山本俊投手(工・4年)が共に無安打に抑えたものの、打線が散発3安打で無得点。今季2度目の零封負けで開幕6連敗となった。
(文・竹内暉英)
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