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2021年5月23日

【東京六大学野球】法大戦 連敗を64で止め、7季ぶりの白星

 硬式野球部(東京六大学野球)は5月23日、今季最終戦となる法政大学との春季リーグ戦2回戦を戦い、0-2で勝利した。東大は2017年秋季の法大戦2回戦以来、春季、秋季リーグ戦を通じて、引き分けを挟み64連敗していた。東大は今季1勝8敗1分の最下位でリーグ戦を終えた。

 

法大|000000000|0

東大|01010000X|2

 

 東大は二回裏二死一塁から代走の阿久津怜生選手(経・3年)が盗塁を決め、二死二塁に。松岡泰希選手(育・3年)の右前適時打で1点を先制した。その後四回裏一死一三塁の場面では、阿久津選手の内野ゴロが敵失を誘い、三塁走者が生還。2点目をあげた。東大投手陣は、先発・奥野雄介投手(文・4年)、2番手・西山慧投手(工・3年)、3番手・井澤駿介投手(農・3年)の完封リレーで硬式野球部を東京六大学野球での久しぶりの勝利に導いた。

 

5回無失点と好投した奥野投手(23日、神宮球場で)
二回、松岡選手の適時打で、二塁走者・阿久津選手(背番号29)が生還し、東大が先制した

 

 試合終了後、整列した東大の選手の中には、人目をはばからず号泣する選手も。観客席からは温かい拍手が送られていた。

 

法大を破り、涙を流す硬式野球部の選手ら

 

 今季の東大は10試合中1勝8敗1分で勝ち点1.5を獲得したものの、リーグ最下位だった。硬式野球部の勝ち点が1を超えるのは、1981年春季以来。勝ち点について、従来は同一カードで先に2勝したチームに勝ち点1が加算される。今季は昨季に引き続き新型コロナウイルス流行に伴う開催形態の変更により、1勝で1、九回引き分けで0.5を加算するシステムを採用している。

 

(市川智也)

 

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