東大は15日、学内の活動制限レベルを13日に0.5（一部制限）に引き下げたことについて、対面授業や課外活動などの再開に関する考え方を発表した。Sセメスターの授業終了日までは原則オンライン授業としたが、通学圏への移動など、諸活動再開への備えを要請した。

　授業はS2ターム終了日までは、演習、実験などの授業や国家試験受験資格などのために対面で行う必要のある授業を除き、原則オンライン実施とする。Aセメスター・Wタームでも大人数の講義など一定程度はオンラインでの授業を併用しつつ、対面での授業を再開するとしている。2021年度以降も、オンライン授業を計画的に取り入れることを検討していることも発表された。

　課外活動についてはS2ターム授業終了日までは原則禁止。今後の感染状況によっては再度活動を禁止する場合もあるとした。

　学生の健康管理、感染症予防対策として毎日の検温、健康観策の記録も要請した。健康状況を記録するシステムも準備中という。

　対面授業再開に当たり、直ちに通学圏に移動することが難しい学生への学修環境補償も継続的に行われる。対面授業の一部再開に当たって、不安がある場合は所属する学部・研究科や学生相談所へ相談することが推奨されている。

この記事は2020年7月21日号から転載したものです。本紙では他にもオリジナルの記事を掲載しています。

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