スポーツニュース

2019年9月16日

アメフト リーグ戦第2戦は明大に力負け

 アメリカンフットボール部(関東学生1部リーグ上位TOP8)は9月15日、リーグ戦第2戦を明治大学と戦い、10―28で敗北した。東大は前回の早稲田大学戦と同様善戦するも、力負けした。第3戦は9月29日午後1時半から、法政大学川崎総合グラウンドで法政大学と戦う。

 

東 大|0307|10

明治大|77014|28

 

 東大の守備陣は、終始相手のスピードに苦しめられた。圧倒的な実力差があるわけではなかったが「確実に仕留めたいと思うあまり、思い切りの良さがなくなってしまった」(森清之ヘッドコーチ)。第1クオーター(Q)中盤には、一度は捕らえたと思われた相手選手にうまくタックルをかわされ、そのまま先制となるタッチダウン(TD)を許してしまう。

 

第1QにTDを決められ、先制を許す(撮影・中野快紀)

 

 第2Qには再びTDを許すも、相手選手3人が得点後に喜び過ぎたことで反則を取られ、明大は通常より15ヤード後退した自陣20ヤード地点からキックオフ。ボールの飛距離の短さも相まって、東大は自陣47ヤードから攻撃開始の好機を得る。ここでクオーターバック(QB)伊東宏一郎選手(文・4年)から馬渡健裕選手(理Ⅰ・2年)に、この日東大にとって最長となる22ヤードの鋭いパスが通り、一気に前進。TDにはあと一歩及ばなかったものの、フィールドゴールで3点を返す。

 

 第3Q、東大は2度のインターセプトに成功。逆転のために生かしたいチャンスだったが、いずれもここぞとばかりに前に出てプレッシャーをかける相手守備陣の前に、ほとんど前に進めない。それでも7点を追加された直後の第4Q中盤、QB自ら中央を駆け抜けるなど多彩な攻撃でじわじわと前進。最後は中央で体を押し込むようにして、なんとかTDをもぎ取る。

 

第3Q、東大は2度のインターセプトを決めるも得点に結び付けられない(撮影・中野快紀)

 

 直後に東大は逆転を期してオンサイドキックを試みるも、あえなく相手選手にボールをキャッチされ、その直後にTDを食らってしまう。この時点で試合時間残り約90秒。最後は右端にボールを集めて時間を止めながらの前進を試みるも、パスのタイミングが合わず、相手に攻撃権を明け渡しての終戦となった。

 

東大は第4Q中盤になんとかTDを決める(撮影・中野快紀)
終了間際に明治大学にTDを決められて引き離される(撮影・中野快紀)

 

(小田泰成)

 

◇森清之ヘッドコーチの話

 前回同様実力は出せていた。相手が自分たちより格上である以上、リスクを取らなければいけない場面は出てくる。タックルについては練習の時点でためわらない気持ちを持っておくべきだったし、オンサイドキックは試合で絶対使うくらいの気持ちで練習しておくべきだった。他のプレーも含め、今までやってきたことのレベルを引き続き上げていきたい。

 

◇関剛夢主将(工・4年)の話

 前回もそうだったが、決して手の届かない相手ではなかった。練習の時点で「これは明大が相手だったら通用したのか」などと自問自答しながら、プレーの質を上げていきたい。

 

9/20 10:30訂正

 第1段落で「第2戦は9月29日午後1時半から、法政大学川崎総合グラウンドで法政大学と戦う。」としていましたが正しくは「第3戦は9月29日午後1時半から、法政大学川崎総合グラウンドで法政大学と戦う。」の誤りでした。おわびして訂正します。

 

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