アメリカンフットボール部(関東学生1部リーグ上位TOP8)は6月29日、オープン戦の最終戦となる第7戦を東京学芸大学(関東学生2部リーグ)と東京学芸大学武蔵小金井グラウンドで戦い、0ー6で敗北した。両軍1年生中心で未熟な面が目立ったが、東大は相手のミスを得点につなげることが出来ず、敗北した。
東 大|0000|0
学芸大|0600|0
第1クオーター(Q)、パスの精度を欠く東大はラン中心で攻めるが、学芸大の守備陣の前に距離を稼げない。一方、学芸大もランを主体に攻めるが、スナップミスを連発するなど精彩を欠き、一度も攻撃権を更新できないまま第1Qを終える。
第2Q終盤になると、ミドルパスやクオーターバック(QB)のランなど、攻撃に変化を加えた学芸大に東大守備陣は苦戦。連続で攻撃権を更新され、最後は短いパスでタッチダウンを奪われる。
第3Q開始直後、勢いをつけたい東大は、グラウンド中央付近から4th downギャンブルに挑戦。このまま攻撃権を奪われたら危ない場面だったが、相手がオフサイドを犯し東大は5ヤード獲得。あっさりと攻撃権の更新に成功する。ミドルパスなどを織り交ぜつつ再度の攻撃権更新を狙ったが、2度目の4th downギャンブルはパスをファンブルしてしまい失敗する。
6点ビハインドで迎えた第4Q後半。QBのミドルパスや小原聡顕選手(理Ⅰ・1年)の敵を巧みにかわすランで攻撃権を更新するも、後が続かず、相手に攻撃権が渡ってしまう。ここで守備陣が奮起。相手に攻撃権が渡った最初のプレーで込山愛貴選手(文Ⅲ・1年)がファンブルを誘い、森雅樹選手(理Ⅱ・1年)がこぼれたボールを拾って攻撃権を奪った。東大はタイムアウトをかけつつ攻撃を進めるが、相手ディフェンスに追い詰められたQBが放ったボールは相手選手の腕の中へ。試合終了間際に再び相手のスナップミスで攻撃権を得たが、逆転を狙ったロングパスも通らず時間切れ。決め手に欠けた惜敗だった。
(中井健太)