アメリカンフットボール部(関東学生1部リーグBIG8)は6月2日、オープン戦第5戦を千葉大学(関東学生2部リーグ)と御殿下グラウンドで戦い、27―15で勝利した。主に控え選手や下級生が出場するJV(Junior Varsity)戦と位置づけて臨んだ今試合、東大は2018年度から2部リーグに昇格したばかりの千葉大相手に前半先制点を許すも着実に加点し、リードを広げる堅実な試合運びを見せた。オープン戦第6戦は、6月10日午後4時15分から立教大学(関東学生1部リーグTOP8)とアミノバイタルフィールドで戦う。
東 大|6777|27
千葉大|9006|15
第1クオーター(Q)、東大は攻撃で相手守備陣に自陣のエンドゾーンへ押し込まれるセーフティーで2点の先制を許す。しかし直後、相手選手がファンブルしたボールを南千哲選手が逃さずつかみ攻撃権を奪うと、大路航輝選手が55ヤードのランでタッチダウン(TD)を決めすぐさま逆転に成功する。その後TDで再逆転を許すも、第2Q終盤にも大路選手がフィールドの真ん中を割るランで再びTD。13―9とリードして前半を折り返す。
後半に入ると自陣に攻め込まれる場面も増えるが、逆転は許さず攻撃権を奪う。すると東大は攻撃権更新まで18ヤードと不利な場面から、大路選手が一気に相手守備陣を置き去りにするランを見せ、73ヤードを駆け抜けるTD。第4Qには相手選手のTDで一時は5点差まで詰め寄られるも、その後玉尾研二選手のランプレーによるTDで加点する。全てのQでタッチダウンを一つずつ決めるなど着実に追加点を奪い、終わってみれば12点差をつける快勝だった。
3度のTDを決めるなど大活躍した大路選手を中心に、ランプレーを重ねて快勝した東大。格上挑戦となる次戦の立大戦でも、持ち味のランプレーを生かしたい。
(吉良椋)