アメリカンフットボール部(関東学生1部リーグBIG8)は4月22日、オープン戦初戦を明治学院大学と本郷キャンパス御殿下グラウンドで戦い、40―0で勝利した。東大は毎クオーター(Q)で得点しつつ、自陣に相手をほとんど攻め込ませない盤石な試合運びで、幸先のいいスタートを切った。第2戦は5月5日午後1時半から、昨年リーグ戦で敗れた国士舘大学とアミノバイタルフィールドで戦う。
東 大|716314|40
明治学院大|0000|0
東大は第1Q序盤、守備とパントが冴え、相手をほとんど前進させない。一方攻撃は、2度目の攻守交代で相手の短いパントから敵陣25ヤードでの開始となり、早速先制のチャンスを得る。ここは相手のインターセプトに阻まれるも、直後の守備で相手を食い止めると、相手の短いパントに助けられ敵陣20ヤードから攻撃開始。最後はクオーターバック(QB)の伊藤宏一郎選手(文・3年)から古賀福丸選手(法・4年)へのパスが通り、先制となるタッチダウン(TD)を決める。
第1Q終了間際にも、相手のパントミスで敵陣30ヤードからの攻撃となり、TDで6点を追加。第2Qにもパスとランを織り交ぜながらTDを奪うなど、23-0で前半を終える。
後半に入っても東大の勢いは止まらない。第3Qにはファンブルリカバーで攻撃権を奪い、そのままラン中心にTD。その次の攻撃でもロングパスを起点にTDを奪うなど、多彩な攻撃で得点を重ねた。この間、守備陣は明治学院大を自陣にほとんど攻め込ませず、終わってみれば完封での勝利を飾る結果に。TD後のフィールドゴールの失敗など課題も残ったものの、攻守ともに今後に弾みを付けた。
明治学院大学は関東学生2部リーグに所属。昨年は2部でリーグ優勝し、1部との入れ替え戦に臨んだが敗退していた。東大は昨年のオープン戦初戦で、2部の首位チームとして入れ替え戦に勝利し1部に昇格したばかりだった桜美林大学に3-17で敗れていたが、今年は同じく昨年の2部リーグ覇者に快勝する対照的な結果となった。
(文・小田泰成)
2018年4月27日15:00【記事訂正】古賀福丸選手の所属を工学部としていましたが、法学部の誤りでした。お詫びして訂正いたします。