スポーツニュース

2016年5月29日

アメフト部、42得点で京大に快勝 対京大2連勝で通算成績を13勝43敗1分に

試合前に選手が円陣を組み、気合を入れた(写真はアメフト部提供)
試合前に選手が円陣を組み、気合を入れた(写真はアメフト部提供)

 

 アメリカンフットボール部(関東学生1部リーグ)は5月28日、2016年度オープン戦第4戦を関西学生1部リーグ所属の京都大学と京大農学部グラウンドで戦い、42―7で快勝した。東大は前半に全ての攻撃でタッチダウン(TD)を奪い大差をつけると、後半も守り切った。京大に対して昨年から2連勝とし、通算成績は東大の13勝43敗1分となった。オープン戦第5戦は6月12日12時半から、1部下位リーグ所属の東大にとって格上となる1部上位リーグ所属の中央大学と、アミノバイタルフィールドで戦う。

 

東大|7 21 0 14|42
京大|0 0 0 7|7

 

 竹之下健三監督が「春の目玉」と位置付けた、西の雄・京大との定期戦。京大の最初の攻撃を無得点で抑えて攻撃権を得た東大は、中村尊政選手の40ヤード近い好走で一気に敵陣に突入する。敵陣1ヤードまで攻めたところで、前進できなければ攻撃権を失う局面を迎えるも、キックを選択せずランニングバック・関野良樹選手にボールを託す。ボールを持った関野選手は誰もいない左サイド側を駆け抜け、先制のTDを決める。

 次の京大の攻撃を簡単に止めると、東大は中村選手・関野選手・宮山賢済選手・鍵和田祐輔選手の4人のランニングバックを軸にほとんどのプレーでランを選択する。クオーターバック・松下嶺選手が自ら32ヤードを走って敵陣10ヤードまで進めると、最後も松下選手が押し込み追加点。続けて関野選手の50ヤードのTDランで得点を重ねると、鍵和田選手の70ヤードランも飛び出し宮山選手のTDにつなげる。4回の攻撃全てでTDを奪い、28点差で前半を折り返す。

 後半に入ると相手の守備陣も対応し、ランプレーでの大きな前進は見られなくなる。それでも第4クオーター、関野選手がキックに見せかけたランで攻撃権を更新すると、直後に岸本容司郎選手へのロングパスが決まりTD。相手のTDで追い上げられるも、残り49秒にインターセプトで攻撃権を奪うと、今度はキックに見せたパスでダメ押しの得点を挙げる。ライバル相手に42点を奪う快勝で、春最後の山場となる強豪・中央大学との戦いに向け弾みを付けた。

 

(文・竹内暉英)

 

2016年度オープン戦

開幕戦→ アメフト部 2016年度開幕戦で学習院大に31―7で勝利

第2戦→ アメフト部 1部上位リーグ所属の明大に16-13で勝利

第3戦→ アメフト部 2部所属の東工大にまさかの苦杯

第4戦→ アメフト部、42得点で京大に快勝 対京大2連勝で通算成績を13勝43敗1分に

・監督インタビュー→ アメフト部、52年ぶり京大戦2連勝の要因とは 竹之下監督インタビュー

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