アメリカンフットボール部(関東学生1部リーグ)は12日、秋季リーグ初戦を駒澤大学とアミノバイタルフィールドで戦い、延長節までもつれる接戦を制した。東大は3点を追う試合時間残り3秒にフィールドゴール(FG)で同点に追い付き、延長節でタッチダウン(TD)を決めて勝利した。
東 大|7089|24 |07
駒澤大|09015|24 |00
東大は最初の攻撃を止められるも、駒澤大が落としたボールを野原陸史選手(文・3年)が拾い、敵陣34ヤードで攻撃権を奪う。ラン中心に攻め、最後は関野良樹選手(農・3年)が右サイド際を走り込み先制する。
第2クオーター(Q)序盤は駒澤大の反撃をFGの3点に抑えていたが、反則などで追加点を奪えない。すると前半終了間際、駒澤大にロングパスを通され逆転を許す。後半は関野選手のラン中心に攻め第3Q中盤に大槻新選手(理・4年)のTDで得点するも、駒澤大のパスを防げず互いに逆転を繰り返す。
試合時間残り7分で3点を勝ち越された東大は次の攻撃で得点できず、ランで攻める駒澤大を止めたのは残り43秒。自陣25ヤードで攻撃権を得るとパス中心に前進を続け、敵陣8ヤードに迫る。ここで佐藤亮選手(育・4年)がFGを決め残り3秒で同点とし、試合の行方は延長節へ。延長節では両チームがゴール前25ヤードから1回ずつ攻撃し、点差が付いた回に勝敗が決する。
最初の攻撃は互いに得点できず迎えた東大2回目の攻撃。ランで敵陣5ヤードに迫ると、岸本容司郎選手(法・3年)にパスを通しTD。駒澤大の攻撃を止め、初戦に辛勝した。
(文・竹内暉英)
この記事は、2015年9月22日号からの転載です。本紙では、他にもオリジナルの記事を掲載しています。