アメリカンフットボール部(関東学生1部リーグ)は11月29日、秋季リーグ戦最終節を専修大学とアミノバイタルフィールドで戦い、7―14で敗北した。東大は序盤に先制するも後半にミスで失点を重ね、敗戦で今季最終節を終えた。東大は14日、2部リーグとの入れ替え戦に出場する。
東 大 |7000| 7
専修大 |0077|14
パスを受けた後、30ヤードのランを決めてそのままエンドゾーンへ駆け抜ける菅原選手(撮影・藤田和志)
午前中の降雨で人工芝が滑る悪条件の中、専修大のキックオフで試合が始まった。第1クオーター開始直後、東大はラン主体で中央付近まで前進する。ここで大槻新選手(理・3年)はパスを選択。受け取った菅原峻選手(医・4年)がそのまま30ヤードを走ってタッチダウンを決め、幸先良く先制した。
守備陣が相手の攻撃を食い止め、流れに乗るかと思われた東大だが、第2クオーター最初の攻撃で反則による後退を強いられる。攻撃権を渡すと、お互い攻め手を欠き追加点なく前半を終えた。
後半開始早々、今度は専修大の選手が58ヤードのランでタッチダウンを決める。同点となり迎えた第4クオーター、東大はタッチダウンまで19ヤードと迫る。しかし強烈なタックルでボールをこぼすと、拾った専修大の選手にリターンタッチダウンを許してしまう。逆転された東大は最後の攻撃に全てを託すが、パスが通らない。攻撃権を失い、そのまま試合終了となった。
開幕前、1部下位リーグ「BIG8」全勝での上位リーグ「TOP8」昇格を目標にしていた東大。今季は3勝4敗の6位に終わり、2部リーグ2位の関東学院大学との入れ替え戦が決定した。試合後、神田淳希主将(文Ⅰ・2年)は「チーム一丸となって絶対に残留を決める」と宣言した。
この記事は、2014年12月9日号からの転載です。本紙では、他にもオリジナルの記事を掲載しています。