アメリカンフットボール部(関東学生1部リーグ)は10月17日、秋季リーグ第4節を拓殖大学とアミノバイタルフィールドで戦い、10―14で敗れた。東大は先制するも、第4クオーター(Q)に2度のタッチダウン(TD)を許して逆転負けを喫した。
第2Q、藤原選手がこの試合東大唯一のTDを決め先制する(撮影・竹内暉英)
東大|01000|10
拓大|00014|14
東大は第2Qに敵陣47ヤードで攻撃権を得ると、藤原光汰選手(農・3年)へのロングパスで大きく前進。最後も藤原選手が拓大守備陣の間を貫くパスをエンドゾーンで受けて先制する。さらに直後の拓大の攻撃では勝浩介選手(理Ⅱ・2年)がインターセプトを決め、敵陣10ヤードからの絶好機を迎える。しかし攻撃陣が攻め切れずフィールドゴールでの3点にとどまる。
後半は拓大の攻撃陣に押し込まれ、攻撃陣も攻撃権を更新できない展開が続き、試合は拓大ペースに。パスを止められずに自陣深くまで攻め込まれ、最後は残り9ヤードからのパスで3点差に迫られる。
拓大を突き放したい攻撃陣だがパスの失敗や拓大守備陣のタックルで攻撃権の更新もままならない。すると拓大攻撃陣にロングパスと中央からのランで次々と攻撃権を更新され、最後もパスを許し試合時間残り45秒で逆転される。
東大は最後の攻撃でも前進を図って投じたパスが全く通らず、敗戦。試合を通じて134ヤードしか前進できないなど攻撃を完全に封じられ、2連敗となった。
(文・関根隆朗)
この記事は、2015年10月27日号からの転載です。本紙では、他にもオリジナルの記事を掲載しています。