アメリカンフットボール部(関東学生1部リーグ)は12月14日、秋季リーグの2部との入れ替え戦を関東学院大学(関東学生2部リーグ)とアミノバイタルフィールドで戦い、27―7で勝利した。東大は序盤に先制を許すも第2クオーター(Q)に逆転し、その後も得点を重ねた。東大は来季も1部下位リーグ「BIG8」でプレーする。
1部残留を決め、来季への抱負を述べる神田主将(文Ⅰ・2年)(撮影・藤田和志)
負ければ2006年度以来守ってきた1部からの降格が決まる一戦。関東学院大は最初の攻撃で、パスを見せつつランでじわじわと前進する。東大の守備陣は相手を追い込むも、要所で反則を犯すなど攻撃を止められない。最後はパスを通され、あっさり先制を許した。次の東大の攻撃はフィールドゴールの3点に抑えられ、ここで第1Qを終える。
第2Qに入ると、東大の守備陣が奮起。前進を許さずすぐに攻撃権を奪う。攻撃では、団栗和希選手(育・3年)へのパスが通るとそのまま走って敵陣20ヤードで前進。最後は中央をランで突破してタッチダウン(TD)を決めた。
さらにTDを奪って差を広げた東大だが、前半終了間際に40ヤードロングパスを通されてしまう。TDまで1ヤードされたところで、ちょうど前半が終了。何とか追い上げをかわし、後半を迎えた。
第3Qに3点を追加し、13点差として迎えた第4Q。開始直後、関東学院大にロングランでゴールまで11ヤードと迫られる。ここで、主将の神田淳希選手(文Ⅰ・2年)がタックルを決めるなど、鉄壁の守備を見せる。
無失点で切り抜けると、試合終了直前にもTDを決めて20点差とし、試合は決定的に。最後まで攻撃の姿勢を崩さず、勝利をものにした。
開幕前、1部上位リーグ「TOP8」昇格を目標としていた東大。今季は2部との入れ替え戦に出場し、辛くもBIG8残留となった。来季は、今季果たせなかったTOP8への挑戦・昇格に期待がかかる。
この記事は、2015年1月1日号からの転載です。本紙では、他にもオリジナルの記事を掲載しています。