ACM国際大学対抗プログラミングコンテスト(ACM―ICPC)アジア地区予選東京大会が10月18~20日に開かれ、東大のチームが優勝して来年5月にモロッコで開催される世界大会への出場権を手にした。東大は前々回の世界大会で120大学中3位に入賞し、金メダルを獲得している。
東大からは2チームが参加し1チームが優勝、もう1チームも3位に入った。優勝したチームのメンバーは副島真さん(情報理工学系・修士1年)、今西健介さん(理・3年)、村井翔悟さん(理Ⅰ・2年)の3人。副島さんと今西さんは前々回の世界大会で3位入賞し、その功績を評価され2013年度総長大賞を受賞している。
国内予選は首位通過
アジア地区予選東京大会に先立って、7月には国内予選が実施されていた。国内予選で326チームから35チームに絞られ、アジア地区予選東京大会では海外から参加する5チームを加えた40チームで争った。副島さんらのチームは、国内予選も首位で通過していた。
ACM―ICPCは、大学院生または学部生で構成される3人1チームで参加し、プログラミングによる問題解決能力を競うコンテスト。各チームで1台のコンピューターのみを用いるためチームワークも必要だ。前々回の世界大会で東大のチームが金メダルを獲得したのは、日本のチームが世界大会への出場を始めた98年以来初めてのことだった。
今西さんのコメント
「アジア大会ではうまく力を発揮でき優勝することができました。世界大会の出場回数制限により次が最後の世界大会出場となるので、悔いのない結果を残せるよう頑張ります」
この記事は、2014年11月4日号からの転載です。本紙では、他にもオリジナルの記事を掲載しています。
【記事の訂正とお詫び】
記事中の「前回の世界大会」を「前々回の世界大会」に変更いたしました。誤った情報を記載していたことをお詫び申し上げます。 2015年5月27日